骨盤矯正の改善例 その5

1.来院時の症状・お悩み

30代 女性 2年前に出産

出産後から骨盤周辺に違和感を感じる。

腰痛や体の違和感を感じていたが、最近はドンドン酷くなるような気がしてきて

とのこと

2.検査

右肩下垂、右骨盤下垂(足方向に歪んでいる状態)

左右肩甲骨可動制限あり

左肩外転運動制限あり

左右仙腸関節可動制限

左肘の運動制限あり

肝臓周辺の硬さ有り

3.施術

初回

検査を通して、体全体にゆがみと関節可動制限を認めた。特に腰回りでは右大腰筋の弱化が強く表れていた。

また、左肘は正常な可動そのものが出来ない状態になっていて、このままでは拘縮に移行する状態。

ベースとなる無痛整体後、状態を確認後、少しだけ骨盤矯正を行う。

施術後可動制限は大きく改善。

 

3回目(初回から2週間)

全身の可動制限はかなり改善。

筋肉のゆがみもほぼ解消。

腰痛と右大腰筋の弱化はまだ残る。

骨盤矯正と内臓調整を行う。

施術後かなり右大腰筋の弱化は改善。

 

6回目(初回から6週後)

腰痛をはじめ体調不良はほぼ解消

検査でも骨盤周辺の硬さが若干残るのみ

骨盤矯正と内臓調節を行う。

 

経過良好。経過観察中

4.解説

出産後から2年たっての骨盤矯正の例です。

産後半年までの骨盤矯正とそれ以降では骨盤矯正の方法は施術のアプローチ方法に違いがあります。

産後直ぐは子宮や内臓の疲労が非常に強い為、骨盤矯正をする以前に体調を整える(免疫力を高めるといった方がわかりやすいかもしれません)ことを念頭に施術をしていきます。

半年以降は骨盤やその周辺の可動などを改善して、体全体のバランスを整えていく事になります。

わかりやすく表現すると、半年まではソフトに、半年以降はハードにという感じです。

 

今回はハードタイプ(*注 特に痛みがあるわけではありません)

出産後の体調不良が、体のひずみを増やしていました。

特に肘周辺はご本人はあまり気にしていませんでしたが非常に悪い状態でした。

また、肝臓周辺にストレスがあり、大腰筋が非常に弱化が進んでいました。

こういう状態になると腰痛が強く出るようになり、改善させておかないとぎっくり腰を繰り返し起こすようになるので、早く解消する事が求められます。

今回は6回ほどで、ほぼすべての不調が改善出来たので良かったです。

洲本接骨院