自律神経問題の改善例 その1

1.来院時の症状・お悩み

50代 男性

不眠の症状が7ヶ月続き、日常的な生活を普通に過ごすことが出来ない。

睡眠薬を用いても、寝られる時間は5時間ほど、その5時間も何回も目が覚めて寝た気がしない。

左首から左腕に痛みとしびれがある

2.検査

スイッチング症状を確認(スイッチングとは:各種検査をすると逆転する検査結果を出す症状のことで、わかりやすく表現すると、患者様は男性か女性かと検査をすると反対の結果を出す状態)

左PSIS、左膝、左肩に可動制限を確認

左腎臓周辺が硬く腫れた状態にあることを確認

非常に顔色が悪く、顔にむくみがある状態。

3.施術

初回

自律神経整体で、関節の可動域制限を解放

内臓系に負荷のかかった状態を解放

施術後、関節可動域がほぼ正常化。

 

4回目

多少眠れるようになってきたが、眠れる日と眠れない日があるとの事

左腕のしびれは出ている位置が日によって変わるようになる

自律神経整体で自律神経のストレスを解放

しびれに対して遠絡療法と頭蓋調整を施術

施術後はしびれはなくなる

 

8回目

睡眠は6時間ほどとれるようになり、途中覚醒もなし(服薬はあり)

昼間の眠さもあまり感じなくなる

左上肢のしびれは10→3へ

スイッチング解放の体操をするとしびれはほぼなくなるとのこと

部分的に関節可動域が減少、膵臓周辺の硬さがある

自律神経整体後、可動域・膵臓周辺の硬さは柔らかくなる

 

10回目

睡眠は6時間ほど、服薬もせず、途中覚醒なし

左上肢のしびれは入浴時に多少感じる程度(10→1、時間も極短時間)

経過は非常に良好。顔色も良く仕事にも復帰出来たとのこと

自律神経整体も極短時間の施術で、終了

 

12回目

睡眠時間は6時間ほど、服薬なし、途中覚醒なし

上肢のしびれ、ほぼ感じない

経過非常に良好。顔色も良く、元気な様子

検査にて特に問題がなく、通院間隔も順調にあけられている。

次回は8週後、問題なければ、次回で終了

4.解説

非常に強い不眠の症状に悩まれての来院でした。

初検時には顔色も非常に悪く(土黄色)、睡眠薬も3種類使用されていました。

睡眠導入剤・精神安定剤も併用しており、仕事も休職している状態での来院でした。

初回時検査をすると、全身の関節が非常に硬く、特に左半身(上肢も下肢も)に強い可動制限を認め、

感情ストレスも非常に強く検査に反応してる状態からの開始でした。

初回から関節の可動制限はスムーズに解消出来ていましたが、感情ストレスが根深く反応が弱かったです。

2回目以降も関節の可動制限は右へ左へと変化し続けていましたが、総じて左に多い反応でした。

感情ストレスも8回目まではありましたが、9回目からはほぼ解消され、ここからは劇的に改善した印象です。

お薬の量が非常に多く、断薬に時間がかかりましたが、ご本人も「早く薬を飲まない生活を」とがんばりました。

はじめはぶり返しなどの症状も数回あったので、ご本人は不安もあったようですが、1回毎に確実改善されていることを説明させていただき、10回ほどで日常的な生活に支障はないレベルまで回復したことは良かったです。

洲本接骨院