1.来院時の症状・お悩み
5月中旬頃に転倒したことで受傷。
受傷直後に整形外科を受診。レントゲン検査にて異常は無し。
貼り薬とサポーターを処方される。
痛みが改善しない事から、負傷から1週間後に来院。
正常に歩行できないような痛みで日常生活に不自由がありました。
2.検査
内出血が外くるぶしに拡がっており、腫れも強く出ていました。
足を引くずるような歩行で、正常歩行は出来ないような強い痛みを出していました。
触診時に、外くるぶしから前距腓靱帯(足首の捻挫を一番起こしやすい靱帯)にかけての押圧痛、腫れを確認。
運動痛、荷重痛を確認。
伸展・屈曲・外旋・内旋運動の制限を認める。
3.施術
初回
痛みの緩和に効果的なハイボルテージを使用
包帯にて固定。松葉杖での歩行を指示。
自宅でのアイシングを指導。
4回目
初回より4日後
腫れが軽減。内出血、痛みともに改善はしているが残る状態。
歩行痛や荷重痛は軽減しているため、アイシングは終了。
松葉杖も必要がなくなりました。
8回目
初回より11日後
腫れ、押圧痛、内出血のすべての改善を確認
違和感が残る状態
13回目
初回より27日後
関節の可動範囲が正常になり、痛み・違和感がなくなった事を確認
施術終了
4.解説
受傷の時の状態が悪く、関節の内部まで傷が出ている事が予測される様な例でした。
レントゲンでの異常がない場合、整形外科の多くでは安静と冷却のみを指示される事が多いようです。
もちろん、これ自体には問題は無いのですが、安静時にはしっかりとした固定をした方が良い場合が多いと思います。
固定の際、サポーターなどでは固定が弱くなることが多く、弱い固定では症状が悪くケースが散見されます。
今回もそんな症状の悪化を招いた例でした。
受傷早期には、大げさかもしれませんがしっかりとした固定をして、早く腫れと痛みを緩和することが治療期間を短くするポイントだと思います。
お電話ありがとうございます、
洲本接骨院でございます。