腰痛の改善例 その1

1.来院時の症状・お悩み

70代 女性 細身 背中の丸み有り(円背変形)

2018年5月中旬ごろ、農作業中に右腰から臀部にかけての痛みとつっぱり感が出始める。

はじめの症状から2週間後に来院される。

腰の回旋運動時に痛みが強くなり、右足首にも痛みが出るようになっているとのこと。背中が丸いためか、歩行時にも違和感が強いとのこと。

2.検査

腰部回旋動作動作に強い制限を認める。

SLRテスト・FNSテスト(ヘルニア等を疑う検査)いずれも陰性

内臓疲労を確認(肝臓に反応あり)

右足首の可動制限

 

3.施術

初回

腰の左右回旋運動に強い制限を認めたので、まずはこの改善を図るために

・骨盤の調整
・内臓の調整

歩行時の違和感は、足首の可動制限に問題があることを確認したので

・足首の調整

を行った。

施術後、腰痛と運動制限の減少を確認出来た

 

5回目

初回より1週間後

起床時などの動き始めに痛みが若干あるものの、日常生活の運動痛は減少しているとのこと

検査をすると、腰部の可動制限はまだ改善されていない。

初回同様の施術をする

 

10回目

初回より2週間後

起床時などの動き始めの痛みはなくなり、日常的な動作に問題はない

右足首に若干の違和感を感じるとのこと

検査をすると再度、足首の可動制限を認める

足首の調整を再度行う

 

15回目

初回より3週間

腰の回旋運動をはじめとした運動制限はなくなる

右足首の可動制限もなく、歩行時の違和感もなくなる

次回、施術終了予定

 

3.解説

背骨が円背変形を持っていたため、腰にストレスが強くかかり、痛みが強く出ていたようです。

このような状態にもかかわらず、農作業をされたことで、さらに腰に負担がかかり、強い腰痛を発症したと考えられます。

腰痛が出ると本能的に痛みから逃げる姿勢を取りますが、この姿勢が右足首に負担をかけて足首の運動制限を作り出していたと考えられます。

洲本接骨院