生理痛の改善例 その1

1.来院時の症状・お悩み

16歳 女性

初潮の時から、生理周期が不順で強い痛みがある。

周期が毎回バラバラで、月に2回生理がある時もある。

生理前・生理中の頭痛が強い(特に生理前は強い頭痛がある)

痛みが強いために日常生活に支障が出始めたので何とかしたい

という状態でのご相談

 

2.検査

右の肩甲骨の可動がほとんどない

頸部右回旋時に運動制限有り

左仙腸関節に強い可動制限。左股関節の可動制限。

横隔膜の右側に強い強直(こわばり)。

膵臓・脾臓(左上腹部・女性の場合下着のライン付近)が硬く、弾力がない

3.施術

初回

女子高生とは思えないほど体が硬い状態でした。(生まれつきなどの問題ではなく、確実に体調不良による体のこわばり。)

状態が悪すぎでしたので、初回は内臓疲労の改善はあきらめ、全身の緊張(こわばり)を改善する事を主として施術を行う。

無痛整体と筋調整を中心に施術。

施術後、体のこわばりがほとんどなくなり、年相応な体の柔軟性が出るようになりました。

 

4回目

都合により2回目のがかなりあいたので、実質的には3回目の施術。

5日ほど前に生理になったが痛みはほとんどなくなった

(施術回数として4回目、期間としては5ヶ月。1回目と2回目が3ヶ月あいているので実質的には2ヶ月でほぼ痛みは消失)

 

6回目

関節可動域はほぼ問題なし。

生理周期も28日周期が2ヶ月続く。

生理痛・頭痛ともになく、状態は非常に良い状態。

 

次回から経過観察期に入り、メンテナンス的な施術に以降

4.解説

はじめはお母さんからの相談で、「娘の生理痛がひどくて・・・」という相談からの施術になりました。

一般的に生理痛の方の多くは、肝臓などの疲労があり、内臓へストレスが原因で生理不順や生理痛を出すことが多いのですが、今回の例は、全身の筋肉や関節可動域まで非常に疲労している状態で、状態が悪い状態でした。

また、1回目と2回目の通院間隔が、学業などの都合で3ヶ月以上開いたため、ほとんど2回目は、はじめからやり直しと言う状況でしたので、かなり改善が遅れる可能性がありましたが、さすがに若いだけ有り、非常に回復が早かったです。

生理痛そのものは、1回目の施術以降、我慢できる程度のもので、4回目以降はほとんど痛みがない状態に改善していました。

4回目、6回目では生理周期も28日の理想的なものになりました。

生理痛の治療は治療回数は少ないですが、期間はそれなりにかかるのですが、この子の場合は非常に順調に回復できたので良かったです。

洲本接骨院