下腿部の改善例 その1

1.来院時の症状・お悩み

60代 女性

1月ほど前に腸炎で発熱してから、左股関節・左下腿部に非常に強い痛みとしびれ感があるとの主訴で来院される

整形外科にてX-ray異常なし、お薬のみ処方されるが改善せず

 

2.検査

腰部に疼痛性の側彎を認め、歩行時も強い跛行を確認する

問診時には寝返りなどの時も痛みが目が覚めるとのこと

仰臥位等の体位になれないため簡易型の検査で腰部神経圧等の確認を行う。

 

痛みの為に本来すべき検査が行えないことをご本人に説明し、簡易的な検査で施術部位を確認し施術することを説明する。

 

3.施術

初回

非常に痛みが強いため、仰臥位や腹臥位の体位変換が難しいため、痛みの緩和を中心にメニューくむ

遠絡療法にて疼痛緩和処置を行う

施術後、立位が楽になり、ほぼ正常に近い歩行が可能になる

 

3回目

遠絡療法(レーザー処置)

痛みは残るが直立位になれるようになる。

寝返りがうてるようになる。

 

6回目

遠絡療法(レーザー処置)

施術後、左股関節と左膝窩部の痛みは消失

 

9回目

遠絡療法(レーザー処置)

日常生活の痛みはかなり緩和され、正常歩行出来る

施術後、足踏み等を行っても痛みはなし

 

15回目

遠絡療法(レーザー処置)

日常生活の痛みはほぼない。

施術後、運動痛もない。

買い物など、歩く運動に恐怖心があるとのことでしたが、検査をすると問題がないので

患者様には説明をした上で、十分な運動等をすることを推奨

通院間隔を1週間に1回に減らす

 

20回目

症状は改善傾向が認められ、下肢関節の運動範囲を拡げることを目的に

施術メニューを遠絡治療から無痛整体に変更

通院間隔を2週間に1回に減らす

 

25回目

無痛整体

日常生活に特に問題はないがしゃがんで草引きを長時間すると腰痛があるとのこと

特に問題になるような所見は認められず。

通院間隔を3週間に1回に減らす

 

現在はご本人の希望によりメンテナンス通院のみ

4.解説

初検時非常に強い疼痛の為に、十分な検査が出来ない状態でした。

ぎっくり腰やヘルニア、坐骨神経痛などの強い症状の場合にまれに見ることがあるものです。

病院で頂く痛み止めなどを飲んでもあまり除痛が出来ないため、患者様は非常に不安な状態で来院されるケースが多いのが特徴です。

今回のケースは腸炎などの他疾患が引き金になっているので余計に難しい症例でした。

洲本接骨院では、こういった難しい疾患の場合、遠絡療法を中心にした除痛を行い、

その後他の施術を行うように2段構えの処置をする様にしています。

 

洲本接骨院