体調の悪い患者様から良く聞かれるのが
「立っているだけでつらい」
「普段と違って首や体が重い・・・」
というもの。
もちろん、体調が悪いので、体力が低下しているというのもあると思いますが、
もしかしたら、それは空気の重さを感じているのかもしれません。
空気の重さのせい!?
空気の重さなんかあるの?と不思議に思うかもしれませんが、
実際にはとんでもない重さがあります。
空気には、酸素・二酸化炭素・窒素などが含まれていますが、
これらの分子にはわずかながら重さが存在します。
【塵も積もれば山となる】
ではありませんが、非常にわずかなものでも、多量にあると
結構な重さになるものです。
では、これを物理学で計算するとどうなるのか?
だいたい畳み半畳分の広さで、約10トン
これが空気の重さです。
通常、こんな重さは感じませんよね。
実はこれと同じような体験をすることができます。
陸上でペットボトルを持つとはっきりと重さを感じることができますが、
プールやお風呂の中ではペットボトルの重さを感じる事は
できなくなります。
これは、周辺が同じ性質になると起きる現象です。
周りを空気に囲まれているから、空気の重さを感じないのですね。
なぜ、空気の重さを感じる?
さて、そしてここからが体の変化についてです。
では、体調が悪いとどうして空気の重さを感じるのでしょうか?
体には反発力と呼ばれるものが備わっています。
これが外から押された力に同じ力で跳ね返す力の事なのですが、
これがあることで、人間は空気の重さを感じる事なく生活ができているのです。
実はこの機能がうまく使えなくなった人たちがいます。
それはむちうち症の方です。
交通事故等で、むちうち症になると、天気予報ができるといわれたりしますが、
これは、大気圧=空気の重さ の変化に体の反発力がうまく対応できないせいで
体調が悪くなるのです。
天気が悪くなると低気圧に、良くなると高気圧に気圧は変化します。
健康な方は、こういった気圧の変化に体が勝手に反応して、
反発力をうまく使って、体にかかる負担をなくすことができますが、
むちうち症などの方は、この反発力をうまく使うことができないので、
体にかかる負担を減らす事ができないのです。
これが、天気が崩れると体調が悪くなる理由です。
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洲本接骨院でございます。