特発性側彎症

側彎症は背中から観察した時に、背中が横方向にカーブを描く（弓なりになる）症状の事です。

正式には「特発性側彎症」という長い名称になりますが、分かりやすくいうと、思春期頃に急に発症する背骨が曲がる症状です。

側彎症は、大きく機能性と構造性（構築と呼ばれることもあります）の２つの分類があります。

機能性側彎症は、一時的に側彎症になっているだけ、治療が可能であり、構造性側彎症は骨そのもや病気によって引き起こされたもので、自然な改善は難しいので、手術などが必要な物です。

特発性側彎症は側彎症の８０％をしめており、構造性のタイプに含まれるとされています。

特発性側彎症は発症の時期により、乳幼児期・学童期・思春期に分類され、ほとんどは思春期型とされています。

特発性側彎症がなぜ発症するか？という点については、未だ解明されていませんが、８５％が女児に発症し、右側に凸になる変形をすることが多いのが特徴とされています。

検査のポイントは４つあり

①肩の高さに左右差があるか？
②片側の肩甲骨の内側が後方に飛び出していないか？
③前屈位になった時に、片側の背中が盛り上がっていないか？
④ウエストに左右差はないか？

基本的に、成長が止まると側彎症の症状の進行も止まるため、それ以降の心配はないとされています。

注意すべきは、急速に身長が伸びる時期で、この時には急速に症状が進行することがあるため、定期的な検査は非常に重要になります。

先にも書きましたが、特発性側彎症はなぜ発症するのかは解明されていません。

原因がわからない以上、治療法も確立されていません。

病院などでは、軽度な場合は見守るだけ（治療はしません。）、中度から重度になると手術やコルセットなどの対処療法を行うことが多く、日本側彎症学会では、整体やカイロ、運動療法は医学的な根拠がないという立場をとっています。

しかし、運動療法で改善した例として、世界最速と呼ばれた「ライトニング・ボルト」をして有名なウサイン・ボルト選手が、筋肉トレーニングで改善した例は有名ですし、整体やカイロなどの民間療法で改善した例も多くインターネット上で紹介されるなど、医学的根拠そのものが確立していないのが現状です。

こんにちは
洲本接骨院　院長の西です。

私自身が特発性側彎症になったことで、施術家の道を歩んでいます。

患者の立場からいえば、医学的根拠とか、分類とか、どうでもいいから、この症状を治してくれ！この痛みを何とかしてほしい！というのが正直な気持ちではないでしょうか？私自身がそうでしたから・・・・

国家資格を取り、自分自身が患者様の治療にたずさわるようになった今、本当に色々な勉強をしてきましたが、特発性側彎症の医学的な分類や治療法は本当に正しいのだろうか？という思いがしています。

私自身を例にとっても、男性ですし、接骨院の治療で改善しました。（その治療も背中ではなく、足でした・・・・）

洲本接骨院では、特発性側彎症は「構造性のために改善は難しい」とは考えていません。機能性・構造性という表現よりも、真性・偽性という方が正しいのではないかと考えています。

真性の症状は、骨格そのものがゆがむ先天的な疾患や特定の病気があることでおきるもので、ほとんどの特発性側彎症は、側彎症に見えるだけでの偽物ではないかと考えています。

先日も成長期に手術まで勧められた側彎症の３０代の方が来院されましたが、数回の施術で側彎症の外観は改善されました。

私自身も数回の接骨院の施術で、ほぼ改善し、現在は問題なく過ごせています。

背骨は、正面から見るとブロックや積み木のよう真っ直ぐに積み重なっている野ですが、【何らかの影響】でゆがみが生じ、ゆがんでいくのが側彎症です。

この【何らかの影響】が側彎症の本来の原因と洲本接骨院では考えています。そして、この部分の調整が不可欠だと考えています。

そして、この【何らかの影響】の多くは、内臓や筋肉・関節のバランスのゆがみが原因だと考えています。

このように書くと”えっ内臓の病気？”と驚かれる方もいるかもしれませんが、内臓に病気があるわけではありません。

分かりやすく表現すると、

例えば腰痛。普通の接骨院や整体院なら、腰の検査だけで終わりでしょう。

でも、洲本接骨院の検査は違います。なぜなら、腰痛の原因は腰だけとは限らないからです。

足に原因があるかもしれません。内臓のストレスが原因かもしれません。

痛みの根本原因を探るには、幅広く・細かな検査をする必要があるのです。

もちろん、この検査は私たち施術家だけがわかるものではいけません。患者様である、あなたにも自分の身体の変化をしっかりと認識していただく必要があるのです。

洲本接骨院では、細かい検査をするのと同時に、患者様と身体の情報の共有をできるように、解説しながら施術を行っています

人間の身体は本当に千差万別です。

例えば腰痛
なぜ痛くなったのか？　いつ痛くなるのか？　痛みの強さは？
本当に個人差が多いものです。

そんな多彩な症状に１つの技術や考え方で対応できるでしょうか？

洲本接骨院では、西洋医学である整形外科を中心に生理学・解剖学の考え方からのアプローチ方法、そして、経絡や五行説などの東洋医学の考え方からのアプローチ方法と複数の考え方から患者様１人１人の症状にあった施術法を選択して提供しています。

遠絡療法やクラニアル（頭蓋骨調整）テクニックなど、淡路島では、洲本接骨院でしか受けられない施術法も取りそろえています。