痛いがあると人は、動かない方が良いのか、動いた方が良いのかという二者択一を選ぼうとします。
実際、多くの患者様から
「動かない方がよいですか?」
「もっと動いた方が良いですか?」
という質問をされることが多くあります。
でも、もう一つ考えてほしいものがあります。
それが、【普段通りの生活】というものです。
15年ほど前は、「痛ければ動くな!安静にする!」という指導が行われていました。
でも、現在では【動ける動作は普段通りに動く】という指導が行われています。
多くの病院でも、手術直後でも動けるなら早く動きなさいという指導をしているはずです。
実はこれ、多くの研究や調査から、安静にしての治療より普段通りの運動(行動)をした中での治療の方が治療効果は高いという結果に基づいて指導しているのです。
そのため、現在では、多くの医療機関では安静にしないさいという指導は、一部の疾患や症状を除いて行われていません。
このように書くと、ではもっと動いた方が良いですね!という人がいるのですが、これも間違いなのです。
普段、運動していない人が手術後や治療後に積極的に運動すると、体力が余計に奪われて、疲れてしまいます。
これでは改善するものも改善しません。
あくまでも、普段通り。
体操していた人は体操すれば良いし、散歩していた人は散歩すれば良いと思います。
普段運動しない人は、あえて運動する必要はありません。
あくまでも、普段通り。
自分のペースで生活すれば良いのです。
焦りは禁物。
昔の人はよくわかっています・・・・
お電話ありがとうございます、
洲本接骨院でございます。