片頭痛の改善例 その2

1.来院時の症状・お悩み

30代 男性

10年ほど前から1週間に1回は強い頭痛があり、服薬を続けているとのこと

首を揉むとそのときは楽にあるが、その後すぐに頭痛がある

目の疲れも同時に出るとのこと

2.検査

首の左右回旋運動に制限がある

右下肢、特に足首に強い可動制限

左下肢、特にPSIS(お尻の関節)に強い可動制限

右肩、右手首に可動制限

頭も右下垂変位があり歪みが認められる。

 

3.施術

初回

全身の関節に多数の可動制限を確認出来る状態で、特に下肢の可動制限が強い状態だったので、まずは無痛整体で体の土台作りから始めることを提案し、施術を開始

施術後、ほぼ可動域は改善される

お仕事の都合上、2週間に1回の通院で、改善を目指す

 

2回目(初回から2週間後)

頭痛は2週間の間に1回に減少。服薬も無し。目の疲れもほとんど無し

関節可動域は良好であったので、頭痛整体に移行

 

8回目(初回から3ヶ月)

頭痛は無し。

経過良好

 

11回目(初回から5ヶ月目)

風邪を引いて頭痛が久々にあった

ただし、この日は風邪も改善し、頭痛も無し

8回目からの2ヶ月、今回風邪を引くまでは頭痛は全くなし

 

経過良好あるため、現在は1ヶ月に1回のメンテナンス施術のみ継続中

 

 

4.解説

頭痛の原因が肩こりだと思っていた方の典型例でした。

頭痛が出たときに首や肩を揉むと一時的に楽になるので、肩を揉んで対処していた状態です。

10年の長期の歪みが体全体にある状態で、体が大きな歪みを持っていました。

肩こりは症状であって、原因にはなりません。

という説明をさせていただいて、体全体の歪みを取ることから施術をスタートさせました。

2回目からすでに頭痛の回数や強度が減少しました。

お仕事の都合上、2週間に1回の施術だったので、少し時間がかかりましたが、頭痛のない生活が送れているのでご本人は納得の状態でした。

洲本接骨院