起立性調節障害

1.来院時の症状・お悩み

10代 女性

2ヶ月前から起床時にクラクラする。朝食時に腹痛がある。

との主訴で来院。

他院にて、起立性調節障害の診断を受けている

生理痛が強い

2.検査

顔色が悪く、背中を丸くしている状態

可動域検査にて

・左右PSIS可動制限

・左右股関節可動制限

・頸椎左右回旋制限

内臓調整

・腎臓

その他

・ストレス所見有り

3.施術

初回

問診の段階で明らかな水分不足の所見があり、AR検査が十分の出来ない状態であったため、水分補給をしてから施術開始

検査でスイッチング所見があったので最初に解除

自律神経整体と内臓調整を行う

施術後、腹部の押圧痛、可動制限は解消

 

5回目

起床できるようになり、その際のふらつきもなくなる

便秘と腹痛(起床直後)があるとのこと

食後に腹痛がでる事が多いので、給食に不安があるとのこと

無痛整体と内臓調整を行う

施術後、腹部の押圧痛は解消。食事指導を行う。

起床できているとのことなので通院間隔を開ける

 

8回目

起床できている。

起床時の腹痛もない。

服薬もしていないとのこと。

特に目立った所見はなくなっている。

自治津神経整体と生理痛の処置のみ

 

10回目

起立性調節障害の症状はない

腹痛の所見もなくなっているとのこと

 

本人とお母様の希望で生理痛の処置に切り替え

 

 

 

4.解説

起立性調節障害は不登校と誤解を受けやすい症状ですが、きちんとした疾患です。

厳密には血圧のコントロールがうまく出来ないことが原因になるのですが、思春期などの成長期に多く発症することが多いです。

今回のケースは起立性調節障害に腹痛の症状もありました。

初回検査時に水分不足や糖分の過剰摂取があったので、施術と同時に食事指導をしていきました。

お母様がよく頑張っていただいたと思います。

洲本接骨院