捻挫 改善例 その1

1.来院時の症状・お悩み

11歳 男子

2ヶ月ほど前

水泳をしていて両股関節の痛み。

バスケットボールをしていて両足首・両膝の痛みが出たとのこと。

ただ、転倒や捻った様な感じは記憶になく、練習の翌日に痛くなったので、たぶん水泳とバスケットボールが原因だと思うが・・・という状態

 

2.検査

左右の骨盤に可動制限を確認

右股関節に強い可動制限を確認

左腎臓周辺に硬さを確認。

両膝・足首の可動には特に問題点なし

3.施術

初回

小学高学年のスポーツをする少年の足の痛みの問題。

検査では骨盤周辺に問題点があり、膝や足首には問題点がない。

ベースとなる無痛整体で、体の緊張を緩和して、骨盤周辺の可動域のみを解消

施術後ほとんど痛みはなく、違和感だけになったので、初回は終了

運動も通常通り行っても問題がないことを説明

 

3回目(初回から1週間後)

ほぼ痛みはなく、運動終了後に若干の痛みと違和感を感じる程度

検査をすると仙腸関節の反応のみ

初回同様の処置。

施術後は痛みもなく違和感もほぼなし

 

6回目(初回から5週後)

運動時・運動後の痛み違和感はなし

検査でも若干の可動制限はあるものの問題のないレベル

今回で終了

 

4.解説

運動中に膝や足首に痛みが出ると、どうしてもそこが悪いと思ってしまいます。

これは受傷者や保護者・指導者だけでなく、施術者にも言えます。

だから、痛みのある患部のみを一生懸命治療しようとしますが、

全身の検査をしっかりとすると意外と違う場所に問題があることがあります。

今回もそんな例でした。

膝や足首の痛みでしたが、問題があったのは仙腸関節というお尻にある関節。

本人も全く気づいていない部分が原因です。

初回の処置後からほとんど痛みはなくなっていたので、はじめから運動を停止することなく施術が完了しました。

検査の重要性を改めて感じる例でした。

洲本接骨院