急な腰痛や強い痛みのある腰痛の場合は、患者様の多くは「ヘルニアじゃないですか?・・・」とすごく不安げに尋ねられることが多いものです。
ところが、最近の研究で「ヘルニアは痛くない」という学説というか研究があるのです。
これはMRI等の画像診断が容易になったことでわかり始めたのですが、
細かい数値はわかりにくくなるので、おおざっぱに説明すると、
例えば100人ほどの協力者を集めます。
この人たちは腰痛のある人もない人もいるわけです。
で、この人たち全員をMRIで検査をするとします。
MRIの画像診断で、明らかなヘルニア像は認められた協力者を再度集めます。
100人のうち30人ほどだと仮定しましょう。
MRIの画像で明らかにこの30人はヘルニアであることは確認されています。
研究者は当然この30人は腰痛があるだろうと予測しました。
しかし!
実際には、この30人のうち腰痛を認めたのは数人しかいなかったのです。
つまり、ヘルニアと腰痛は因果関係が否定されてしまったのです。
実際の数値で言うと、ヘルニアが原因の腰痛は実に3%しかないと結論づけられています。
少ないですよね・・・・
実はこの研究1995年に発表されたもので、国際的な賞も受賞した権威あるものです。
ですが、未だに日本では 【 腰痛 = ヘルニア 】 を患者様に説明している・・・・
不思議ですよね・・・・
実はヘルニアと言われた患者様を診察すると、ヘルニアの所見がないことが多いのです。
腰痛の原因はしっかりした検査が必要ですよね。
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洲本接骨院でございます。