子供の膝や踵に痛みがあるときによく使われる言葉に【成長痛】というものがあります。
患者様との問診の際、お母さん方の中で誤解もあるようなので、今回は成長痛について解説していきたいと思います。
まず成長痛の出る年齢は、諸説ありますが、おおむね2歳から10歳まで
症状の出る場所は、膝周辺が多く、踵などの時にあります。
レントゲンなどの画像検査や可動域検査などでは全く問題点が発見されません。
そして最大の特徴が 夜間痛(やかんつう)
夜間痛とは、深夜から朝方にかけて、突然膝の痛みなどを訴えて泣きながら起きてくるものです。
翌朝にはケロッとして、夜の大泣きがウソのようですが、これが数日続くこともあります。
夜間に突然泣き出すし、痛がるし、親としては本当に心配だと思います。
なぜ夜間痛があるかは諸説あるのですが、有力なのがホルモンの影響です。
個人差はあるのですが、おおむね12時頃に【成長ホルモン】の分泌量が最大になると言われています。
成長ホルモンの分泌により骨成長等が急速に促進されることが原因だと考えられるのです。
しかし、一部に心理的なストレスや環境ストレスなどが原因ではないかと考えられる部分もあるとされています。
いずれにしろ、朝にはケロッとしているので、日中に症状のある膝の痛み等は、成長痛とは違うものだと考えて対処する必要があります。
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